気付いたら5年で29冊の手帳を書いていた

eyecatch 手帳

メモ魔です。気付いたら5年で29冊積み上がっており驚愕。
大学生時代は手帳とペンを常に持ち歩き、いつでもどこでもいつまでも書いていました。大概片手が手帳で埋まっているので、見かねた母がベルトを通すタイプの手帳ホルダー(革)を作ってくれたほどです。この手帳ホルダーを貰ってからは更に書く頻度が上がりました。

書いた手帳を並べてみた

気付いたらこんなに書いていました。29冊と言っても手帳サイズはまちまちでして、1週間で書き切ってしまう薄いサイズもありました。直近10冊くらいはNOLTYのB6方眼タイプを使用。サイズや書き心地が気に入っています。

普段は百均のストレージボックス的な物×2に収納しているのですが、今回この記事を書くにあたって取り出してみたところ、思っていたより多い上に重くてちょっと「ゾッ」としました。こ、こんなに書いていたんだ。
別に「毎日書くぞ!」「書き込んだ手帳の山を作るぞ!」という気持ちは全くなく、単純に書きたい時に書きたいだけ書いていたらこんな数に。

スローガンは「頭の中身ぜんぶ出す」

某池さらい番組風スローガンで手帳を書いています。
自分は考えることが好きな反面キャパオーバーになることも多いため、一度全て頭の外に出して片付けよう、という狙いです。

「PC上で様々なウィンドウを開いていたら、動作が重くなって終いには動かなくなった」という現象が脳で起こるので、手帳を書くことでウィンドウを一個一個閉じて脳のメモリを復活させていく感じ。
大事なものには付箋やマークなどで印をつけておけば、今何を考えるべきかもすぐに分かります。

頭の中身を書き出してみると、
考えなきゃいけないものが案外少ないことに気付けて気が楽になる→軽くて動きやすくなった脳で問題にあたるのですぐに解決する→嬉しい→荷物が一個減るので更に動きやすくなる→更に嬉しい
という正のループに入れます。

具体例

「いったい何をそんなに書くことがあるんだ」と思われるかもしれませんが、強いていうならば「全て」です。

  • 今日の体調
  • 明日の天気とそれに合わせた服装
  • 不安と寄り添いやツッコミ
  • PCの処分方法
  • ネット銀行の開設手順
  • 仕事や講義のログ
  • 創作物のネタ
  • 頭の中にある、特に目的の無い思考

などなど。まさに『徒然草』で言う「心にうつりゆくよしなし事」を書き連ねています。
会社などで残すような記録と違って完全に私的なものなので、物事だけでなく心情も記録。読み返すと「あれもこれも準備しないと!」「ウ、ウワーッ! こんなん絶対終わらんて! もっと早く手をつければ良かった!」などの叫びも記されています。こういった過去の叫びと反省に助けられることもしばしば。いわば完全自分だけのSNS的な状態です。

また、大学に外部講師として呼んでいただくこともたまにあるので、その準備のメモや思考の跡が残されていると一年後くらいに再び呼んでいただいたときに役に立ちます。日常になっている仕事よりも、年に一回の仕事や半年くらい間が空く仕事をする際の方が再現性が低くて大変なので、準備面で大いに助かっています。

創作面ではネタをパッと書き残すだけしておいて一旦寝かせるということも可能。「こういうものが作りたい」が多いのに追いつかなくてパンクすることがよくあるので、そのガス抜きにも丁度いいです。
なまじ絵も小説もアニメもかじり、なんなら漫画も(仕事の関係で)描けないといけなくなってしまったのでキャパオーバーになりがち。書くことで頭のストレッチにもなります。

最近の悩み

仕事中に手帳を書けないのが辛いです。(大体の仕事はそうですが)機密性のある仕事のため、仕事場に紙類やペンを持ち込めないのです。持ち込んだら仕事場内で廃棄せねばなりません。

ただ、そのおかげでデジタルログの良さに気づくことができました。
仕事中は会社のPCの共有フォルダ内に自分のフォルダを作り、そこに就業ログや種々様々な業務のメモを残しているのですが、こういったものがあると人に業務内容を教える時に便利です。自分のカンペにもなるし、綺麗にまとめればコピペ一つで大部分を共有できます。「Ctrl+:」で欲しい情報にすぐに辿り着けるので、過去の悩みと「もがき」が他の人の悩みの解決になることもしばしば。

しかしながらこういったメモも社外には持ち出せないし、退職するとなれば全て抹消される定めにあります。嫌だな〜。積み重ねたものを自分の手帳に収納したいだけなのですが、そうはいかないのが世知辛いところ。
就職してから物理的に手帳を書けなくなったのでパンク気味です。もし転職するなら手帳を手元に置いておける職場が良いな。

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